HSBC香港の口座から現金を引き出す方法まとめ|セブン銀行・ゆうちょ銀行・コンビニ
HSBC香港の口座にある現金はセブン銀行やゆうちょ銀行など、日本のATMで引き出しが可能です。
ただし、引き出しをする前には口座の状態や暗証番号、上限額の設定などについてあらかじめ確認しておく必要があります。
今回はHSBC香港銀行の口座からお金を引き出す方法や注意点の他、引き出しできない場合の対処法についてセブン銀行を例にお伝えします。
目次
- 1 HSBC香港口座からお金を引き出す方法
- 2 ①香港でお金を引き出す場合
- 3 ②日本国内でお金を引き出す場合
- 4 引き出す前に確認したいこと、注意点(こうなっていると引き出しができない)
- 5 ①海外での引き出し上限額の設定ができていない
- 6 ②一定期間利用がなく口座が凍結されている
- 7 ③香港ドル口座の残高不足
- 8 ④暗証番号を忘れたもしくは紛失した
- 9 ⑤ATMカードの有効化作業を行っていない
- 10 日本国内で引き出す方法・場所(銀行・ATM)
- 11 HSBC香港銀行口座から引き出し可能な金融機関
- 12 HSBC香港銀行口座から引き出す具体的な方法
- 13 HSBC香港銀行は日本でも引き出し可能!事前の準備はお忘れなく
HSBC香港口座からお金を引き出す方法
HSBC香港口座からの出金は、香港ではもちろんのこと、日本でも「銀聯(Union Pay)」と提携している金融機関のATMであれば引き出すことが可能です。
①香港でお金を引き出す場合
HSBC銀行では人民元普通預金口座の他に、日本円を含む10の主要通貨で普通預金口座を開設することができます。
以下の2つの方法で引き出し可能です。
- HKDの預金口座内のお金を両替して引き出す
- JPYの預金口座内のお金を引き出す
香港ドルから日本円への両替はHSBC香港銀行が定めたレートで行われます。
注意点として、外国通貨の普通預金口座から引き出しができるのはHSBC香港銀行のATMの中でも専用の対応機のみです。
香港で日本円を引き出す際には、事前に対応可能なATMの場所を確認しておくことをおすすめします。
日本円等の外貨引き出し可能なATMリストはこちら
https://www.hsbc.com.hk/ways-to-bank/branch/express-banking/foreign-currency-atm/
出典:HSBC Hong Kong ホームページ
②日本国内でお金を引き出す場合
日本国内においては、「銀聯(Union Pay)」マークがついたATM機であればHSBC香港の口座から引き出しが可能です。
例えば、セブン銀行やゆうちょ銀行などが提携しています。特に、セブン銀行であれば都市部に限らず広いエリアでの利用が可能なため、使い勝手が良いでしょう。
香港で引き出す場合と違い、日本円の普通預金口座から直接引き出すことはできません。
※マスターカードデビットカードで引き出す場合は例外
出金時は香港ドルの普通預金口座から銀聯カードの為替レートで日本円に両替されて引き出されます。
利用する各金融機関によって、ATMから1度に引き出せる上限額が決められているため、引き出し金額によっては複数回にわたっての操作が必要です。
また、出金に係る手数料も金融機関によって違うため、利用前に確認しておきましょう。
金融機関名 | 1回当たりの取引上限額 | 出金手数料 | 出金手数料支払口座 |
---|---|---|---|
セブン銀行 | 10万円 | HKD50+JPY110 | HKD Savings |
ゆうちょ銀行 | 5万円 | HKD50+JPY110 | HKD Savings |
引き出す前に確認したいこと、注意点(こうなっていると引き出しができない)
HSBC香港の口座からお金を引き出す前に、上限額の設定や口座状態の確認などが必要です。
ここでは事前に必要な手続き等について整理します。
①海外での引き出し上限額の設定ができていない
まず、日本など香港国外でお金を引き出す場合は、あらかじめ海外での引き出し上限額を設定しておく必要があります。何も設定を行っていない状態では香港国外での引き出し上限額がゼロとなり、日本での引き出しができません。
引き出しを行う前に、インターネットバンキングでは上限額を設定する必要があります。引き出し上限設定方法が分からない場合やATMで現金を引き出しできない場合はOSSJサポートをご利用ください。
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②一定期間利用がなく口座が凍結されている
過去24ヶ月間に一度も出金、送金、資金移動のいずれの取引もない場合、口座が凍結されてしまいます。もし口座が凍結されてしまったら、解除の手続きは電話にて行います。
インターネットバンキングで自身の口座内でHKD Savings(HKD普通口座)からHKD Current(HKD当座口座)へ資金移動する、またはATMで少額出金するなどして口座凍結を防止しましょう。※残高照会のみでは口座凍結を防止できませんのでご注意ください。
口座が凍結されてお困りの方はOSSJサポートをご利用ください。
③香港ドル口座の残高不足
日本国内のATMを使う場合は香港ドルの普通預金口座(HKD Savings)から引き出されます。
預金残高が足りない場合は引き出しができないため、その際は他の口座から振り替えたり、振込みをして入金をする必要があります。引き出しをする際は日本円の預金口座ではなく、香港ドルの預金口座の残高を確認しましょう。
【HKD Currentとは?】
日本にお住まいの方はほぼ使うことはないと思いますが、小切手を使った際に引き落としされる先の口座となります。日本のATMで引き出しした場合HKD Savingsから引き出されるため、こちらの口座は対象外となります。残したいお金を間違えて使ってしまわないようにHKD Currentを預金用の資産管理口座として活用するという使い方もあります。
④暗証番号を忘れたもしくは紛失した
HSBC香港の引き出しには6桁の暗証番号(PIN)が使われます。忘れたり紛失したりして引き出しができない場合、再発行の手続きが必要となります。
再発行の手続きはインターネットバンキングもしくは書類で行い、新たな暗証番号は郵送にて香港より送られてきます。
暗証番号を再発行した後に、HSBCから英語で電話にて確認が入ることがあります。電話に出なかったり、正しく回答できなかった場合はお手続きが無効となりますのでご注意ください。
⑤ATMカードの有効化作業を行っていない
ATMカードは有効期限切れになった際やデザインが変更となった際は、新しいATMカードがHSBCにご登録されている送付先住所に普通郵送にて送付されます。新しく届いたATMカードは、発行から90日以内にセブン銀行等のATMで残高照会もしくはお引き出しされなかった場合、カードが無効となりご利用いただけなくなります。無効となったATMカードは、HSBCに電話することで復活させることができます。
無効となってしまったATMカードを復活させたい場合はOSSJサポートをご利用ください。
日本国内で引き出す方法・場所(銀行・ATM)
HSBC香港の口座のお金を日本国内で引き出す場合、基本的にはATMを利用します。
ここでは具体的に引き出しができる場所と、その方法について確認しましょう。
HSBC香港銀行口座から引き出し可能な金融機関
既に触れた通り、HSBC香港の口座のお金は「銀聯(Union Pay)」マークのあるATMで引き出すことができます。
2022年12月現在、以下が対象の金融機関として利用可能です。
- セブン銀行
- ゆうちょ銀行
- AEON銀行
- SMBC信託銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
銀行等の窓口で引き出すことはできないため、窓口で引き出したい場合は一度HSBC香港口座から各金融機関の口座への送金が必要です。
HSBC香港銀行口座から引き出す具体的な方法
HSBC香港の口座のお金は先ほど挙げた特定の金融機関のATMで引き出しができますが、特に設置台数などから利便性の高いセブン銀行のATMを例に、実際の出金方法を解説します。
- カードを挿入
- 日本語を選択
- 「お引き出し」を選択
- 手数料に関する注意事項を読み、「confirm(確認)」を押下
- 「普通預金」を選択
- 金額を選択(特定のパターンもしくは自分で指定)
金額の選び方が少し特徴的ですが、基本的には日本の銀行預金から引き出すのとあまり変わりません。
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<参考:表示英語の和訳>
ACCOUNT:口座
SAVING:普通預金
CREDIT、CREDIT CARD:クレジットカード
PIN、SECRET CODE:暗証番号
CASH WITHDRAWAL、GET CASH:お引き出し
BALANCE INQYIRY:残高照会
ENTRY、OK、YES、CONFIRM:確認・実行
CANCEL、EXIT:取り消し
CLEAR:訂正
HSBC香港銀行は日本でも引き出し可能!事前の準備はお忘れなく
HSBC香港銀行は、日本でもセブン銀行やゆうちょ銀行など利用顧客の多い銀行で引き出しができます。
香港で引き出す場合は香港ドルと日本円の預金口座から引き出しができ、日本では香港ドルの預金口座から引き出すことになります。※マスターカードデビットカードで引き出す場合は例外
日本でHSBC香港の口座から出金する際は、まずは海外での引き出し限度額の設定が必要です。他にも口座は使用できる状態か、暗証番号が手元にあるか、残高は十分かといったことを事前に確認しておくことでトラブルを防ぐことができます。
もし不明点がある場合は、一度OSSJまでご相談ください。