【2023】海外駐在保険・海外赴任保険の必要性と選び方- 海外で働く日本人必見の保険検討ガイド

駐在員などで海外赴任が決まった場合、万が一の事態に備えて保険への加入を考える人もいるでしょう。海外駐在員・赴任者向けの保険では、本人や帯同する家族の病気やケガ、物損などについて補償が受けられます。

本記事では、海外赴任者向け保険の必要性や概要について、日本の駐在員も多いタイ、ベトナム、香港での高額医療費事例なども交えて紹介します。安心して海外生活を送れるようにポイントを押えつつ準備を進めましょう。

海外駐在員・海外赴任者向けの保険は基本的に海外旅行保険がベースとなっており、赴任先や帯同する家族の状況などに応じて補償内容がアレンジされるものです。

補償内容は、ケガや病気による治療、死亡した場合の補償などのほか、保険会社によっては歯科治療や家財などの損害も補償可能です。

この保険は、例えば以下の保険会社で取り扱われています。

加入前には各保険会社の補償プランを比較し、海外赴任先の事情やサポート体制を考慮して決めることが重要です。

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なぜ海外駐在員・海外赴任者向け保険が必要なのか

海外赴任者向けの保険に入るべき理由として、例えば以下が考えられます。

上記のように、保険に加入することで海外生活で起こり得るさまざまなリスクに備えることが可能です。

ここでは、日本の駐在員が多い東南アジアの中でもタイ・ベトナム・香港における気を付けたい犯罪と、高額医療費事例を紹介します。

海外赴任でまず不安を抱えやすいのが、病気やケガの治療費についてではないでしょうか。海外で病気やケガの治療を受けると日本で同じ治療を受ける場合と比較し、高額になってしまう可能性があります。

また、自分の持ち物が損害を受けるなど、万が一のトラブルが発生した際に語学力に不安があると解決が難しくなるかもしれません。24時間いつでも日本語で相談可能な体制が整っていれば、何かあったときでも安心です。

タイ・ベトナム・香港における高額医療費事例

ここでは、日本の駐在員が多い東南アジアの中でもタイ・ベトナム・香港における生活上のリスクと高額医療費事例を紹介します。

アメリカなどと比較すればまだ安い方ですが、ケガや病気の内容によってはやはり高額な医療費がかかります。

タイの事例

内容 支払保険金
発熱し受診。肺炎と診断され12日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。 637万円
オートバイにはねられ搬送。頭蓋骨骨折・硬膜外血腫・鎖骨骨折と診断され28日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。 939万円
車両のタイヤがパンクし衝突。前頭骨陥没骨折・硬膜外血腫・撓骨尺骨骨折と診断され22日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。 491万円

タイの中でもバンコクの主要な私立病院は医療水準が高いといわれています。

病院によっては日本語の通訳が駐在していることもありますが、サービスが整っている病院では医療費も高くなります。駐在する際は近隣の病院についてリサーチしておくと安心です。

タイで気を付けたいのはスリ、交通事故、衛生面での問題による体調不良です。日本の環境との違いを考え、保険の補償内容を考えましょう。

ベトナムの事例

内容 支払保険金
道路を横断中、車両にはねられ救急車で搬送。腰椎圧迫骨折と診断され8日間入院。医師・看護師が付き添い医療搬送。 445万円
ホテルのロビーに集合した際、体調不良を訴え嘔吐し受診。くも膜下出血と診断され25日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。 923万円
ホテルで倒れ受診。急性虚血性脳卒中と診断され13日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。 532万円

ベトナムの医療水準は日本と比較すると高いとは言えません。ケガや病気の内容によっては近隣諸国の病院へ行かなければならなくなる可能性も考えておきましょう。

ベトナムではタイと同じく、スリ、交通事故や不衛生な状況から来る体調不良などに注意が必要です。

香港の事例

内容 支払保険金
風邪の症状で受診。その数日後、全身の痛みのため救急車で搬送。敗血症性ショックと診断され19日間入院。家族が駆けつける。医師が付き添い医療搬送。 2,617万円

香港の医療レベルは非常に高いと考えられています。そのため、香港に赴任中に大きなケガや病気をした場合、無保険だと多額の医療費が発生してしまうでしょう。

赴任前にはしっかり保険で万が一の場合に備えることが重要です。

海外駐在員・海外赴任者向け保険の補償内容

海外駐在員・海外赴任者向け保険の主な補償内容として、以下が挙げられます。

海外赴任へ家族が帯同する場合は、家族が他人にケガをさせたり、誤って物を壊してしまった際の賠償もカバーできるようにしておくと安心です。

これらのほか、歯科治療や家財の損害にかかる補償を備えている保険もあります。具体的な補償内容や特約は保険会社で違うほか、海外赴任する期間で選べる補償内容が変わる場合もあるので注意が必要です。

すでに解説したとおり、例えばタイ、ベトナムや香港などの東南アジア諸国でも医療費にはバラつきがあります。また、生活する上で抱えるリスクにも違いがあるので、赴任先の事情をふまえて補償内容を決めましょう。

海外駐在員・海外赴任者向け保険を選ぶ際の確認事項

実際に保険に加入する前には、以下についてあらかじめ確認しておきましょう。

保険期間

海外駐在員・海外赴任者向けの保険期間は、「自宅を出てから帰国して自宅へ戻るまで」です。

海外赴任の期間が不明瞭な場合や、すでに海外赴任が始まっている場合だと加入できないため、まずはスケジュールを明確にしておく必要があります。

その上で、適切なタイミングで確実に保険加入できるよう、加入の手続きにどれくらいの時間がかかるのか保険会社へ聞いてみましょう。

また、海外赴任の期間が延長した場合などに備え、保険期間の延長・更新手続きの確認も重要です。これらの手続きは海外からではなく、日本にいる代理人が行うケースもあるため、事前にどのタイミングで誰が手続きするのか明確にしておきましょう。

補償範囲

保険の補償範囲は、本人だけではなく海外赴任へ帯同する家族についても確認しておきましょう。

どこまでの補償が必要となるかは、家族構成や赴任先でのライフスタイルなどによっても違うと考えられます。慣れない環境下では、体調不良や予期せぬトラブルに見舞われる可能性も否定できません。海外赴任する本人はもちろん、特に家族が病気やケガで治療や入院が必要となった場合の補償内容は明確にしておきましょう。

もし保険に加入していなかった場合の対応方法も含め、補償範囲については家族と一緒に漏れがないかどうか確認しておくことをおすすめします。

緊急時のサポート体制

海外赴任先で病気やケガ、事故などに見舞われた場合、保険会社が24時間、365日対応が可能かどうかも確認しておきましょう。

タイ、ベトナムや香港では日本語が比較的使えるエリアもあります。しかし、急なトラブルで混乱すると保険会社のサポートなしで解決することが難しい場合も考えられます。

語学力に自信がない、他人を巻き込んでしまったというケースだと、対応方法によっては事態が悪化してしまうかもしれません。

家族と安心して海外生活を送るためにも、緊急時にいつでも日本語のサポートが可能かどうか確認しておくことをおすすめします。

解約時の返還保険料

未経過保険期間(残りの保険期間)が1ヶ月未満の場合は解約返戻金がありません。

したがって、海外の滞在期間が1ヶ月未満であれば海外駐在員・海外赴任者向け保険は適しません。この場合は海外旅行保険を検討しても良いでしょう。

保険期間が2ヶ月以上の場合は、未保険期間に対する保険料が1ヶ月単位で返還されます。

事情により中途解約する可能性も考慮し、念のため解約の手続き方法や解約返戻金について確認しておきましょう。

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海外駐在員・海外赴任保険で安心できる生活を

海外で働くとなれば、特に現地で万が一の事態に見舞われた場合の対応に不安を感じるでしょう。タイ、ベトナム、香港などは日本人も多いですが、医療事情や生活上のリスクは日本と異なります。安心して海外赴任生活を送るためにも、海外駐在員・海外赴任保険に加入しておくことをおすすめします。

加入に際しては、保険期間や更新手続きに不備がないよう最初に赴任期間を明確にしておきましょう。また、補償内容やサポート体制については家族と一緒に保険会社へ確認しておくと安心です。

このほか、海外生活で金融に関連したお困りごとがあれば、ぜひOSSJへご相談ください。各種手続きをしたいけど手順がよく分からない、トラブルが発生したが語学力に自信がなく困っているといった場合は解決に向けてサポートいたします。



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