海外在住者におすすめの証券口座を4選！海外移住した人が株式投資を始めるには？
「海外生活でも資産を運用したいが、日本の証券口座は開設できるの？」
「海外赴任が決まったが、日本の証券口座を海外でも使い続けられるの？」
海外赴任をすると多くの場合日本の非居住者となり、日本の証券口座が使えなくなります。証券会社の利用規約には明記されていない場合が多いですが、日本の非居住者となっても利用し続けた場合は口座が封鎖されるなどのペナルティを受ける可能性があります。
本記事では日本の非居住者でも、株式をはじめとする金融商品を取引できる証券会社の紹介と、選ぶ際のポイントを紹介しています。
投資方法や多くの国の市場で投資対象を増やせるような証券口座を紹介しています。そのため分散投資でリスクを軽減したい方に特にお読みいただきたい記事となっております。
※本記事掲載後に、各国各社のルールが変更になる可能性もありますので、ご注意ください。では、ご自身にあった証券会社を探してみてください。
目次
海外移住者・海外在住者が株式投資を始める場合、海外の証券会社で口座開設
日本の居住者でないと原則として契約できない（出国する際は解約）という日本の証券会社が多いです。
- みずほ銀行
- SMBC日興証券
- 三菱UFJモルガンスタンレー証券
- 楽天証券
- SBI証券
楽天証券と同様に、その他の銀行も基本的には日本の非居住者となる場合口座を開設できません。
そのため海外在住でも利用できる証券口座を開設する必要があります。
海外移住者・海外在住者が海外の証券口座を開設する手順
口座開設は主に以下の流れで開設します。
- マイナンバー・パスポートを用意
- 口座開設したい証券会社のホームページから口座開設欄をクリック
- 項目を埋めて手続きを進める
証券会社によってはマイナンバーとパスポートの他に、運転免許証が必要となることもあります。
必要な書類が準備できれば口座開設をネット上で進めていきますが、証券会社によっては日本語に対応していないWebページがあるので、英語や中国語などに抵抗がある方は、後に紹介するIB証券が日本語対応しているのでおすすめです。
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海外移住者・海外在住者が株式投資を始めるのに適した証券口座は4つ
本章では、海外移住者・海外在住者におすすめの証券口座をご紹介します。分散投資ができるよう、投資方法やできるだけ多くの銘柄を投資対象とできる証券口座を主に選定しています。
フィリップ証券とはシンガポールを拠点とする、フィリップキャピタルグループの日本に本店がある証券会社です。日本語のサポートを受けられます。
口座維持手数料・外国株保管料（外国株保有時にかかる費用）が無料で、取引手数料が最低一律3.88ドル（2023年6月現在）となります。また24カ国の株式市場で取引できるところも魅力的と言えるでしょう。
リスクを国ごとで分散させたいけど、海外の証券口座を動かすには外国語が不安という方におすすめの証券会社となっております。またシンガポールでフィリップ証券の口座を開設すれば、キャピタルゲイン税がかからないのも魅力です。
日本の証券口座へETFを移せる点が、海外赴任者からは嬉しいシステムでしょう。
香港市場と米国市場の取引が可能で、株式・ETF・オプションといった取引方法が豊富なところが魅力的です。
1株（＄130）を買う場合は手数料1.993で、1株（＄130）を買う場合は手数料は＄2.59と投資する額によって手数料が変わります。
日本へ帰国したあとに日本の証券口座で取引したい方や、取引方法で分散させたい方におすすめな証券会社です。ただし、サポート対応が英語か中国語のみとなっているため、どちらの言語にも苦手意識がある方は注意が必要です。
株式・オプション・先物・FXなど投資先が豊富かつ、世界42ヶ国の市場を対象とできる、分散投資に向いた証券会社です。
2023年6月現在、月に1度は引き出し手数料が無料で、2回目以降は円で引き出す場合は1,600円、米ドルの場合は10ドルかかります。
23カ国の通貨に対応しており、IB証券口座内で通貨の両替ができます。両替手数料は額に関わらず1注文あたり2ドルです。
投資方法や国ごとでの分散投資に非常に向いている証券口座で、IB証券内で通貨の両替ができる便利なシステムがあります。口座開設で初回100万円以上入金が必要ですが、開設できる方にとっては使い勝手の良い証券口座となるでしょう。
米国市場でたくさん取引したい方におすすめの証券会社です。口座維持手数料と米国株の取引手数料が無料で、資産を動かしやすくなっています。
米国の銀行口座を開設してその口座に引き出すか、海外送金を使って自身の銀行口座へ海外送金をしないといけないので、送金手数料を考えると他社の証券口座で取引手数料を払う方が安くなる場合があります。
Firstradeで米国株の取引をたくさんして、頻繁に引き出さない方にはおすすめの証券会社です。
海外移住者・海外在住者が株式投資を始めるための証券会社を選ぶポイントは主に3つ
海外移住者・海外在住者が証券会社を選ぶ際のポイントは状況によって異なりますが、本章では多くの方が関わるであろうポイントをまとめました。
ポイント①投資対象の豊富さ
投資では分散投資がリスク軽減のために有効と言われることがありますが、国によってリスクを分散する方法があります。
Firstradeは米国市場、FUTUは米国と香港市場で取引できますが、フィリップ証券やIB証券は取引できる市場が24カ国と42カ国で、国ごとにリスクを分散したい方にとっては強い味方となる証券会社です。
証券会社を選ぶ際にはどの国の市場で投資できるのか、自信が詳しい国の市場があるかなどを検討材料にしてみてはいかがでしょうか。
ポイント②投資方法の豊富さ
投資方法の多さは分散投資をしてリスクを軽減させる手段になります。
株式や先物、オプション取引といった様々な投資方法がありますが、本記事で紹介しているフィリップ証券、FUTU、IB証券は投資方法が豊富でリスク分散に適しています。
ポイント③日本に帰国後も利用できるか
海外赴任者であれば、帰国してからも日本の居住者として取引し続けられるかが重要になるかと思います。
上記で紹介した4つの証券会社はどれも日本で継続して利用できる証券会社なので、日本でも継続して使いたいと考えている方は、前章4つの証券会社どちらかの口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
海外在住者は、日本帰国後も想定して、株式投資の開始を検討しましょう
今回は、日本でも引き続き利用できる証券会社を中心にご紹介しました。そのほか、分散投資ができるように銘柄の豊富さや投資方法の豊富さ、日本語対応があるかどうかなども考慮し、自身にあった証券会社を見つけてください。
詳細につきましては、各証券会社までお問い合わせください。
