海外送金におすすめの銀行は?現地でも使いやすい&手数料が安い2行を紹介!
「海外での長期滞在生活に備え、日本から送金の際に使う銀行を決めたい」
「海外送金におすすめの銀行を知りたい」
こんな悩みをお持ちではないでしょうか。
今回は、海外送金に使う銀行選びのポイントと、実際におすすめの銀行をお伝えしていきます。
目次
- 1 海外送金におすすめの銀行2つ
- 2 ソニー銀行
- 3 24時間365日Webから手続きが完結
- 4 キャッシュカードで外貨決済できる
- 5 受取手数料・リフティングチャージ料が不要
- 6 指値申し込みが簡単
- 7 外貨のまま受け取れる
- 8 SMBC信託銀行プレスティア
- 9 キャッシュカードで外貨決済できる
- 10 現地ATM手数料が無料
- 11 受取手数料・リフティングチャージ料が不要
- 12 外貨のまま受け取れる
- 13 海外送金に使う銀行選びのポイント
- 14 各種手数料の安さ
- 15 海外送金手数料
- 16 受取手数料
- 17 中継銀行手数料(コルレス手数料)
- 18 為替手数料
- 19 リフティングチャージ・円為替取扱手数料
- 20 送金限度額
- 21 まとめ:海外送金に使う銀行は現地利用の利便性も大切
海外送金におすすめの銀行2つ
今回は「海外送金に向いている」と言われるおすすめの銀行2つを紹介します。
送金を受け取る側からの評判も高く、さまざまな点から考えて、海外へよく行く方、しばらくの間海外へ居住する方へおすすめの銀行です。
この2行は必ず事前にチェックしておきましょう。
概要は表にまとめました。
ソニー銀行 | SMBC信託銀行プレスティア | |
海外送金手数料 | 3,000円 | 3,500円 (インターネットバンキングの場合。プレスティアデジタルゴールドになると無料) |
受取手数料 | 無料 | 無料 |
為替手数料(米ドル) | ドル円の為替コスト15銭 優遇プログラム「ClubS」:預金金額・投資信託・住宅ローンなどの取引金額によって4つの優遇ステージあり ・ステージシルバー:10銭 ・ステージゴールド:7銭 ・ステージプラチナ:4銭 |
1ドルあたり1円 ・外貨積み立てサービスの為替手数料が無料 ・GLOBALPASSを併用で、対円の為替手数料が無料(積み立てた外貨をそのままATM引き出し) ・「月間平均総取引残高1,000万円相当額以上かつ月間平均資産運用残高300万円相当額以上」で、外貨購入時の為替手数料が50%割引などの優遇あり。 |
リフティングチャージ | 無料 | 無料 |
送金限度額 | 登録時に事前設定 | 1回あたり500万円相当額(公示レート・TTS換算) |
支払銀行手数料※1 | 3,000円 | ー |
Visaデビット一体型 キャッシュカード |
あり 「Sony Bank WALLET」 |
あり 「GLOBAL PASS」 |
キャッシュカード対応通貨 | 11通貨 | 18通貨 |
現地ATM引き出し手数料※2 | 月4回まで無料事務処理経費 1.79%(税込み)/ 1回あたり | 無料 |
※1「支払銀行手数料あり」を選択された場合に送金手数料に加えて支払う手数料。関係銀行などで発生する手数料に充当する。
※2 現地ATMの利用時に、加盟店やATM設置オーナーが手数料を自由に設定し、徴収する場合あり。
さらに、旅行先での使い勝手が高評価を得ている2行のデビットカードについても機能をまとめました。
ソニー銀行 | SMBC信託銀行プレスティア | |
対応通貨数 | 11通貨 | 17通貨 |
口座維持手数料 | 無料 | 月額2,200円(税込み) ※条件を満たすと無料 |
ATM手数料 | 預入:24時間無料 引き出し:月4回まで無料 時間外手数料:無料 |
無料 (別途ATMオーナーが手数料を徴収する場合あり) |
利用限度額 (1日あたり) |
ショッピング:0~200万円 ATM引き出し:0~100万円 |
ショッピング:0~500万円 ATM引き出し:0~50万円 |
利用限度額 (1ヶ月あたり) |
ショッピング:0~1,000万円 ATM引き出し:0~100万円 |
ショッピング:0~1,000万円 ATM引き出し:0~300万円 |
キャッシュバック | 最大2% | 最大1.5% |
※上記規定について、事前に電話による申請や書面による申請が必要なケースがあります。
では、それぞれメリットを解説します。
\日本語で気軽に相談/
ソニー銀行は2001年に開業し、外貨サービスが充実していると人気です。
外貨預金や外貨建て投資信託、FX、外貨決済引き出しなどを扱っています。
口座の開設がスマホからできる点もメリットです。
海外送金を利用したい・海外によく行く方におすすめのポイントは次の5点が挙げられます。
- 24時間365日Webから手続きが完結
- キャッシュカードで外貨決済できる
- 送金コストが低い
- 指値申し込みが簡単
- 外貨のまま受け取れる
それぞれどのようなメリットなのか順にお伝えしますね。
24時間365日Webから手続きが完結
海外へ赴く前はなにかと忙しく、日中は手続きに動けないこともありますよね。
ソニー銀行の海外送金なら、事前に送金先を登録しておくことでメンテナンスの時間以外はいつでも資金を移動できます。
また、アプリでの外貨普通預金購入・売却・指値申込の取引も可能です。
キャッシュカードで外貨決済できる
ソニー銀行には「Sony Bank WALLET」というVisaデビット一体型キャッシュカードが存在します。
このカードを使えば、海外ATMで自分の預金口座から現地通貨を引き出せます。
外貨預金口座が残高不足の場合でも、円普通預金口座からオートチャージしてくれるので安心。最大で月1,000万円まで決済可能です。
円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナの11通貨に対応しています。
また、Visaが利用できる公共料金の支払いやネットショッピングも可能です。
海外の貯蓄型保険サービスに加入するなど、日本の口座から海外に支払う場合も引き落とし先に設定すれば送金コストを大幅に押さえられます。
受取手数料・リフティングチャージ料が不要
ソニー銀行では受取手数料とリフティングチャージ料・円為替取扱手数料がかかりません。
手数料を安く抑えられるのは大きなメリットです。
赴任先の自身の海外口座へ送金する際も受け取り手数料が不要だと助かります。
ただし、中継銀行手数料(コルレス手数料)はかかる可能性があるため注意しましょう。
指値申し込みが簡単
ソニー銀行では、外貨を購入する際に「指値申し込み」を利用できます。
指値とは、為替レートが指定した額に到達したときに自動で決済される仕組みのこと。
指値申し込みは30日間有効かつ全12通貨対応なので、自分の希望のレートで外貨を購入できる可能性が高くなります。
希望レートで外貨を貯めてから送金するのもおすすめです。
外貨のまま受け取れる
ソニー銀行では、資金を送金先の外貨に両替せず、そのままの通貨で送金できます。
海外赴任から帰国する際も外貨のまま送れるので急いで両替する必要もなくなりますし、為替レートに合わせて自分が両替したいタイミングで円に戻せるので便利です。
「SMBC信託銀行プレスティア」はSMBC信託銀行の新しいブランドです。
前身は1986年に発足したプライベートバンクであり、2013年にはSMBCグループの信託銀行として事業をスタートしました。
外貨を中心とするブランドならではのメリットがそろっています。
- キャッシュカードで外貨決済できる
- 現地ATM手数料が無料
- 受取手数料・リフティングチャージ料が不要
- 外貨のまま受け取れる
では、一つずつ解説していきます。
キャッシュカードで外貨決済できる
SMBC信託銀行プレスティアには「GLOBAL PASS」というVisaデビット一体型キャッシュカードが用意されています。18と多くの通貨に対応しているのが特徴。また、海外利用でキャッシュバックまたはANAマイルという特典も付いています。
赴任先が対応通貨の国であれば、事前に外貨を口座に準備して現地ATMから外貨を引き出せるだけでなく、口座にある外貨で買い物も可能です。
現地ATM手数料が無料
海外送金のみならず、現地で使うときも便利な銀行口座を持っておきたいですよね。
SMBC信託銀行プレスティアのGLOBAL PASSでは、現地ATMにて対応通貨が手数料無料で引き出せます。
口座開設後にインターネットバンキングに登録したのちにGLOBAL PASSの申し込みをしておきましょう。
受取手数料・リフティングチャージ料が不要
SMBC信託銀行プレスティアでは、受取手数料(被仕向け送金手数料)とリフティングチャージ(円為替取り扱い手数料)が不要です。
このとき、受取先は8ケタのプレスティア マルチマネー口座を指定しましょう。
7桁の円普通預金口座を指定すると、円に交換して口座に入金されてしまうため注意が必要です。
外貨のまま受け取れる
SMBC信託銀行プレスティアでも、外貨のまま送金を受け取ることができます。
ただし、あらかじめ「プレスティア マルチマネー口座 外貨普通預金」の利用開始が必要です。
海外送金に使う銀行選びのポイント
続いて、海外送金に使う銀行を選ぶ際に気を付けたい2つのポイントを解説します。
以下の2点は口座開設前に必ず確認しておきましょう。
- 各種手数料の安さ
- 送金限度額
海外送金の手数料は銀行によって異なるため、どの銀行を選ぶかで払う金額が変わります。
また、送金限度額も銀行を決める前に一度は確認しておきたいポイントです。口座を開設したのに予定していた金額が送れない事態は避けたいですよね。
では、さらに詳しくお伝えします。
各種手数料の安さ
海外送金にかかる手数料は主に次の4つです。
- 海外送金手数料
- 受取手数料(被仕向け送金手数料)
- 中継銀行手数料(コルレス手数料)
- 為替手数料
- リフティングチャージ・円為替取扱手数料
順に説明していきます。
海外送金手数料
送金元の銀行に支払う手数料のことです。
変動制・固定制など銀行によって個別の金額が指定されているのが特徴です。
受取手数料
受け取り側の銀行に払う手数料です。
自分から送金することを「仕向け送金」と呼ぶことから、反対に受け取ることを「被仕向け送金」と呼びます。
受取手数料を無料に設定している銀行もあります。
中継銀行手数料(コルレス手数料)
海外送金時の中継銀行に支払う手数料を「中継銀行手数料(コルレス手数料)」と呼びます。
コルレス契約とは為替代替業務の契約のことです。
送金元と送金先の銀行がコルレス契約を結んでいない場合、コルレス契約を結んでいる銀行を中継に置き、その中継銀行を通して送金しています。
為替手数料
通貨を両替して送金するときに発生するのが為替手数料です。
為替手数料も銀行ごとに設定されており、それぞれ金額が異なります。
銀行によっては為替レートに手数料を含み、独自でレートを設定している場合も多いので注意が必要です。
リフティングチャージ・円為替取扱手数料
通貨を両替せずに送金する際に発生するのがリフティングチャージと呼ばれる手数料です。円を円のまま送る場合のリフティングチャージを「円為替取扱手数料」と呼びます。
銀行により固定または変動で価格が定められており、2,500円もしくは送金金額の0.05%以上の場合が多いです。
送金限度額
海外送金における限度額も銀行によって異なります。
1回・1日・1ヶ月・1年とそれぞれ限度額が定められている場合もあれば、そもそも限度額がない場合もあります。
100万円や500万円が基準となることが多いですが、自分が送金したい金額と照らし合わせて銀行を選ぶようにしましょう。
\日本語で気軽に相談/
まとめ:海外送金に使う銀行は現地利用の利便性も大切
今回は、海外送金におすすめの銀行2行と、銀行選びのポイントを紹介しました。
本記事で紹介した「ソニー銀行」と「SMBC信託銀行プレスティア」では、海外送金時のコストを押さえられる点や、現地でのショッピング枠などの利便性もありながら、海外へ渡航したあとでも便利に使える機能がそろっています。
海外送金に使う銀行を検討する際には、ぜひ現地利用の利便性も考慮してみてください。
但し、全ての国や地域に対して有効という話しではございませんので、渡航先の国や地域でどうかについては事前にご自身でご確認ください。