香港保険やオフショア積立の解約返戻金はHSBCもしくは日本の口座のどちらで受け取ったら良いのか?

香港保険やオフショア積立の満期もしくは中途解約時の受け取り口座について、残しているHSBC口座で受け取った方が良いのか?もしくはそのまま日本に海外送金した方が良いのか?とよく相談をいただきます。

「HSBCを残したものの面倒だから日本に全額送金してしまえ」としてしまいそうですが、解約返戻金はある程度まとまった資産となりますので慎重にご判断いただきたいです。後で後悔しないでいいように宜しければお手続き前にご一読ください。

早速本題ですが、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

日本に直接一括送金するメリット

  1. 着金してしまえば現金を利用するイメージがしやすいので安心感がある

日本に直接一括送金するデメリット

  1. 日本円口座に入金するとその時のレートで一括両替されるので為替レートが悪い場合は大損する可能性がある

HSBCに直接一括送金するメリット

  1. 小切手による入金が可能となるので、日本円受け取りよりも解約手続きが簡単

  2. 為替が有利なタイミングにインターネットバンキングで円転するなどできて自由度が高い

    ※今が円安かどうかは明日にならないと分からないので数ヶ月に分けて受け取りするなど調整できる

  3. マスターカードデビットカードを活用して日本でショッピング利用すれば手数料無料で0.2%のキャッシュバックを受けることができる

  4. ペーパーゴールド、香港中国株式、別通貨に両替など資産を様々な形に変えて保管することができる

HSBCに直接一括送金するデメリット

  1. インターネットバンキングを駆使しなければフル活用できない

  2. 日本語対応していない(インターネットバンキング、カスタマーサポート等)

香港保険満期時のお手続きについて

香港保険が満期となりましたら保険会社で小切手が発行されてブローカーに送付され、ブローカーよりご契約者様の香港口座に入金することが一般的なお受け取り方法となります。

日本などの海外口座をご指定される場合は、別途、発行されている小切手のキャンセル手続きと海外送金の手配が必要となるため、お手続きに1ヶ月以上かかることがあります。


それぞれメリット・デメリットがありますが、スピード感、安心感、資産分散など様々な角度で考えてご自身にとって最適な受け取り方を模索されてください。ご相談等ありましたら弊社までご連絡ください。