ビットコインや仮想通貨を使った海外の仮想通貨取扱い詐欺に注意!【2025年版】
近年、ビットコインや仮想通貨を使った海外の仮想通貨取扱い詐欺が急増しており、
弊社にも同様の相談やお問い合わせが後を絶ちません。
多くのケースでは、
「すでに利益が出ている」「税金を支払えば出金できる」などと説明され、
一見すると本当に仮想通貨の運用が行われているように見えます。
しかし実際には、本人が仮想通貨を保有・管理しているとは限らず、
詐欺業者が用意した画面や説明を信じ込まされているだけ、という事例も多く確認されています。
本記事では、こうした海外の仮想通貨取扱い詐欺の典型的な手口や見分け方を整理し、
少しでも被害に遭われる方が減ることを目的として掲載しています。
重要な結論
「画面上で資産が増えているように見えても、実際に出金できるとは限りません。
出金前に税金・手数料・保証金などの支払いを求められた場合は、ほぼ詐欺です。」
1. よくある詐欺の流れ
このタイプの詐欺は、ほぼ次の流れで進みます。
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ビットコインなどの仮想通貨を購入するよう案内されますが、
実際に本人名義のウォレットで購入できているとは限りません。指定された口座やアドレスへ送金を行わせるだけで、
その資金は送金代行業者や第三者の管理口座に振り込まれている可能性があります。 -
架空の資産残高画面を見せる
偽のWeb画面で「資産が増えている」ように演出されます。 -
運用益が増えていると錯覚させる
日々数字が増え、成功体験を与えられます。 -
HSBC UK 口座や関係機関を名乗る
信頼性を高めるため、実在する金融機関名が使われます。 -
HMRC 名目で税金の先払いを要求される
「英国の税制上、先に支払う必要がある」と説明されます。 -
出金できず、追加請求が続く
税金・手数料・保証金など、理由を変えて請求され続けます。
2. 詐欺と判断するポイント
以下に当てはまる場合、詐欺の可能性が極めて高いです。
送金先が送金代行業者(実際に投資先に送金されない可能性がある)
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開設した覚えのない口座にお金が入っていて出金前するために税金・手数料・保証金等の支払いを求められる
※HSBC口座は第三者による口座開設はできません。 -
HMRC 名目なのに、暗号資産や不自然な支払い方法を指定される
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HSBC UK の口座開設や操作が「簡単」「代理可能」と説明される
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海外機関なのに、日本語の文章が含まれる書類やスタッフにより対応される
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「今日中」「今だけ」など、急がせる表現が多い
3. セルフ診断
以下に当てはまるものがあれば、詐欺の可能性が非常に高いと考えてください。
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□開設した覚えのない口座にお金が入っている
□出金前に支払い(税金・手数料・保証金など)を要求された
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□ 残高は増えているのに、出金だけができない
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□ HSBC UK / HMRC 名義で、日本語対応の連絡が来ている
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□ 話が異常にスムーズで、不自然なほど親切
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□ 支払わないと「凍結される」「失効する」と脅される
4. 被害が疑われる場合の相談先
すでに支払ってしまった可能性がある場合や、
これ以上の被害を防ぐためにも、できるだけ早く公的機関に相談してください。
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消費者ホットライン(日本):188(いやや)
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警察相談専用電話:#9110
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緊急時:110
重要:追加の支払いには絶対に応じないでください。
5. 安全な投資の原則(結論)
投資を行う際は、次の原則を必ず守ってください。
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口座開設や資産管理は「必ず自分名義・自分操作」で行う
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実在の金融機関名を使っていても、画面や連絡を鵜呑みにしない
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「増えている画面」よりも「出金の実行性」を最優先で確認する
少しでも不安を感じた時点で、第三者や公的機関に相談することが、
資産を守る最も確実な方法です。
注意事項(免責)
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、
個別案件について詐欺か否かを断定・判断するものではありません。
具体的な被害や対応については、消費生活センターまたは警察へご相談ください。

